よ Filipin

2011年からフィリピンで暮らしています。現在はボブとの二人暮らしです。

フィリピンで働いて暮しています。

マニラで不妊治療①

 

去年からボフと二人でタイミング合わせたりセルフシリンジ法を試したり色々と試していたのでけどなかなかできないベイビー。

前からチェックアップに行かない?とボブに声をかけていたのだけど、恥ずかしいからまだ行きたくないとのこと。でも自分たちで頑張って2018年中にできなければ年明けに検査しに行こう!と約束してたのです。

不妊治療についてはセンシティブな話題なのでオープンに話す人は少ないそうなのだけど私はあまり気にならない、というか歯医者やに行くのと同じだと思っているので自分の記録も兼ねて書いていきます。

英語苦手だけどマニラで不妊治療したいなと考えている人の参考になれば嬉しいです。

 

【病院について】

場所は家から徒歩圏内のKato Repro Biotech Center。日系の不妊治療専門病院だけど、医者も技師も受付もフィリピン人スタッフで運営されてます。

 

【初回予約】

まずは携帯のテキストで。空きを聞いたら一週間ほど後だったので、土日の空きを聞いてで日曜日に行くことにしました。

営業時間は8:00からだけど、6:00から整理番号が配布され先着順に診察されるとのこと。

持ち物は

1. ORIGINAL COPY of Two (2) Government-Issued ID:
 *PASSPORT for foreign citizen
 *DRIVER'S LICENSE, PRC, VOTER'S ID, TIN ID, SSS ID, UNIFIED MULTI-PURPOSE ID

 私はパスポートとi-cardを持っていきました。

2. ORIGINAL COPY of Marriage Contract (if married)

 結婚証明書。日本人同士だったらパスポートだけでいいのかな。不明。

3. Tax Identification Number (TIN)

 納税者番号。なければ無くても良さそう。

4. Previous Medical Records (pertaining to Reproductive or infertility treatment)

 これまでの妊娠、不妊治療の医療記録。我々は特になし。

5. Any Laboratory results

 その他なにか病院で検査した記録があれば。


【当日】

7:00 到着 日曜だからビル正面の入口は空いておらず、裏の入口から入る。ロビー階でエレベーター乗り換え。

受付番号は20番。やっぱり6時に来ている人が多いみたい。番号札を中のカウンターに置いて待機します。

7:30頃からラボがオープンし、順番に採血など呼ばれているよう。

 

8:15頃に受付番号で呼ばれてカウンターにへ。

ドクターの指名はあるかと聞かれたので、情報がある人はここで伝えたら良さそう。我々は特にないので空いているドクターに見てもらいます。

iPadを渡されてそれぞれ情報を入力するとPINナンバーが表示され、それが今後の患者番号になるので忘れないように写真を撮っておきました。

そのあとボブは血圧を測ってまた待機。

これ以降は受付番号で呼ばれるのではなく先ほどの患者番号がモニターに表示されて各診察室へ行きます。

 【治療の種類】

9:00頃 Consulting roomに呼ばれてボブと一緒に入室。ドクターに1年ほど自分たちでタイミングを計ったができなかったこと。前回の生理日やこれまでのエコー検査の結果などを伝えた後にKATOで取り扱っている不妊治療の種類の説明を受けました。

普段使わない単語が多いので、事前に不妊治療に関する用語を携帯にメモして行きました。

人口受精 intrauterine insemination (IUI)
体外受精 in vitro fertilisation (IVF)
排卵 ovulation
クロミフェン clomifene
卵子 egg
卵管 Fallopian tube
子宮 Uterus / womb
胎芽 embryo
胚培養embryo culture
胚盤胞 Blastocyst
卵巣 ovary
卵胞 Ovarian follicle

採卵 Egg Retrieval
胚移植 Egg Transfer
精子 Sperm
精子の運動率 Sperm motility
精子の形態 Sperm Morphology
精子洗浄 Sperm washing
双角子宮 Bicornuate Uterus
ハート型子宮 a heart shaped uterus
卵管造影検査 X‐ray, uterosalpingography, hysterosalpingography(HSG)
黄体ホルモン Luteinizing Hormone
黄体期 Luteal Phase
超音波検査 Ultrasound
外科手術 srgical procedures
受胎補助 assisted conception
子宮頚部粘液 Cervical mucus
胞状卵胞数 Antral Follicle Count

 

1.IUI(Intra Uterine Insemination:人工授精)

排卵予定日前に洗浄した精子をシリンジで子宮に注入する。

  • メリット:安い。
  • デメリット:精子の状態が良い必要がある。成功率8%

2.IVF in vitro fertilization体外受精

体外受精は4つのステップで構成されます

⓪準備

①採卵 Egg Retrieval・・・(ネガティヴ要素)排卵されない。大きさが不充分。

②受精 Fertilization・・・(ネガティヴ要素)受精しない。

③培養 Culture・・・(ネガティヴ要素)胚の分割が進まない。

④移植 Embryo Transfer----妊娠・・・(ネガティヴ要素)着床しない。妊娠継続しない

 

2-1.Natural Cycle IVF:(自然周期体外受精

薬を使わずに自然に大きくなる卵子を1つ採卵。精子も状態が良いものを選別して体外受精させ、培養・凍結。翌月の排卵周期に合わせて子宮に移植。

  • メリット:精子の状態が悪くても選別するので問題ない。各ステップでうまくいかなかった場合はそれまでの費用の支払いでよい。
  • デメリット:採卵後の受精・培養・移植がうまくいかなかった場合は再度採卵する必要がある。採卵時も卵子が十分育っていない場合もある。

2-2.Minimal Stimulation IVF:(低刺激周期体外受精

薬を使い複数個卵子を成長させ採卵。採取した中から状態の良いものを複数個選び受精させる。 培養が成功したもののうち1-2個を子宮に移植する

  • メリット:精子の状態が悪くても選別するので問題ない。培養が成功したもののうち移植しなかったものを凍結保存し、妊娠しなかった場合や第2子の治療に使うことができる。1回の治療でほぼ確実に移植まで進めることができる。
  • デメリット:全額支払いのため費用が高い。採卵前に自己注射などをする必要がある。受精した卵はフィリピンでは廃棄することがないため、多めに受精させると希望数以上の子供ができる可能性がある。

 一通り説明を聞き終わり、続きは精子の検査をしてから判断しましょうということになりました。

この時点では人工授精3回試してから体外受精かなという話をしていました。

精子の検査】

事前に精子検査のためには2日以上5日未満の精子であることが必要という情報を読んでいたため、ボブにも事前に2日以上5日未満となるようお願いをしておきました。

採取用の個室にはビデオや雑誌があったとのこと。

 【治療の方針決め】

精子提出後結果が出るのは1時間後と言われたのだけど、30分ほどでConsulting roomに呼ばれ結果を確認。

その結果人工授精では難しいとわかり体外受精をすることに。

子供は2人ほしいので、最初からMinimal Stimulation IVF:(低刺激周期体外受精)を進めることにしました。

ドクターからどのようなスケジュールで進めるのか、通院の回数や投薬のタイミングなどの説明を受け、次回は生理2日目に来るように指示がありました。

 【治療費】

ドクターの説明のあとは再度待合室で待ち、ラボで治療費の説明を受けました。

体外受精をすることは決めていたので、自然周期と低刺激周期それぞれの金額について細かく説明を受けました。

・自然周期:移植までで80400ペソ。妊娠が5週間継続したら151200ペソ。計231600ペソ (胚を凍結させた場合は別途費用)

・低刺激性周期:275600ペソ。妊娠継続しなかった場合は凍結してある胚を再移植。58912ペソ。

 

自然周期で1回で妊娠しなかった場合、80400×2+151200 =312000

低刺激性周期で1回で妊娠しなかった場合 275600+58912 =334512

対して変わらないし、うまくいけば第2子も欲しいので低刺激周期で頑張ることにします。

【今日の診療費】

レシートを破棄してしまったため詳細は分からないのだけど、クレジットカード記録より

4776ペソ

(カウンセリング・精子検査)

 全部が終わったのは12時ごろでした。

 

帰り道でボブから病院に来てよかった。検査してよかったと話が出たので、我々は今とても前向きです。